うっとりとため息をつきながら


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千葉県の八千代市秀明大学前でケーキ屋のマダム柳珠美です
本職はヴァンドゥーズ(菓子販売員)ですが、パティシェール(女性の菓子職人)が夢だったのでクッキー作りなどもしています。小さな街からフランス菓子の美味しさと魅力、そしてマダムの日常をお届けします

【2020・7・15・Vol49】

長々と梅雨が続いていますね

おうち時間が続きがちなところで
ひとつ
お菓子好き
缶好きなかたへ
朗報です

構想はかれこれ
数か月前から
ご存知の方も多いかと思いますが
以前より
タマミィーユで取り扱っている
缶菓子に
もうひとつ
ニューアイテムが登場します!
こちらがサンプル缶を初めて
手にした時の
緊張の様子
う、美しい、、

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通常、パッケージ全般
そうだと思いますが
どんなパッケージを作るかは
包材屋さんが社内で考え
完成したら、広告、売り込みで
世に広まっていく
そんなパターン(多分)

ですが
こちらの缶の会社
お菓子のミカタ清水社長
作り始めの様子から
途中経過報告
最終調整に至るまで
細々と発信して下さるので
こちらもあれやこれやと
考える時間、楽しめる時間を
作ってもらっています

そんな訳で手にした
ニューフェイスですが、、
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写真で目にした通り
作り込んだ感
重厚感
そしてこのホワイトカラーが
とても美しーーーー!
この缶デザインは
さらに気合を入れて挑まなければ!
とシェフの心の声が。笑

缶入り菓子を考える時、
日持ち
保存方法
手順(合理性)
価格
見映え
サプライズ感
魅力的な味わい
季節感
といといったことを考える
訳ですが

シェフの場合は

ストーリー性
見映え、サプライズ感
魅力的な味わい
ココ大事!
となります

そして
店を見守るマダムとしては
心中色々ありますが、、
温かく見守っております
お菓子のミカタの
清水社長にそのことをこぼすと
「恒例行事ですね!」
とバッサリ~笑

そんなこんなで
このデザイン缶にあう菓子を
イメージして
私達の意見も多少取り入れてもらい
菓子作りがスタート

この菓子缶のデザインをしてくださって
いるのは
私達もお世話になっている
デザイナーOOKIIINUの國影さん
彼女の仕事への情熱
お菓子のミカタ清水社長をはじめ
皆さんの
デザイン缶に向き合う真摯な姿を
知っているからこそ
中途半端なものは作れない!
という想い

ビジュ缶の妹(スール)
このキラキラと輝く美しさ
可憐さ
中身も華やかがあり
ひとつひとつしっかりと
味わえる菓子がいい。
基本的な生地やクリームの配合は
数に限りがあるけど
それぞれの組み合わせは計り知れない
その組み合わせの閃きこそ
シェフだけのもの

うんうん
と話しを聞くだけで
そりゃ美味しいに違いない!
それでも
やっぱり作ってみないとわからない

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パウンドケーキ?もしくは
スポンジにクリーム挟んだ系
に見えますが、、
えぇもちろんただのスポンジ
パウンド生地とは違います

原価、手間度外視の菓子
大公開!!

ベースの生地は
フランス古典菓子とされている
pain de junes(パン ド ジェンヌ)

スライスアーモンドを表面に貼り
つけてジャムを塗った焼き菓子を
ご存知の方も多いのでは?
配合はもう十二分にアーモンド
を感じる旨味、
しっとりと肌理の細かさが、、
そのままでも十分に美味しい焼き菓子

その生地にそれぞれのフレーバー
主にチョコレートベースの
ガナッシュクリームをサンド

さらに大人の味わいに
仕上げるべく
香り付けのアルコールも
キリッシュ
フランボア
アマレット
ラム+コニャック
とそれぞれのフレーバーに合わせて

特にショコラは
酸味の効いたパッションショコラで
ひとつ印象的な存在です
そして、そして
最後のデコレーションである
表面サイドのナッペ(クリームを
デコレーション)と飾り
そしてカットは
職人泣かせの大仕事。汗

私マダムの感想。
ひと粒でも
深みのあるしっかりとした
味わいは
脳裏に刻まれる
味わいでした

そう、
うっとりと缶を眺めながら、、、

コツコツと
手仕事で作る菓子
缶作りに携わった皆さんへの
オマージュと共に
お客様の元へ
お届けしまーす!

そしてまた
菓子作りの愉しさを確認させてくれた
方々への感謝の気持ちを
忘れずに

大変な作業で
くじけそうになっても
忘れずに。

そうそう名前決まりました

Belles soeurs(ベル スール)
素敵な姉妹

こうやって命名するのも
私達にとっては
大事なルーティーン
愛する我が子には
名前をつけて
仕事中でもそう呼んでます
今回は「ベル!」かな、、

7月下旬数量限定にて(沢山作れないので
ごめんなさい)
タマミィーユオンラインショップにて
販売開始予定
どうぞよろしくお願いします!

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